スライドレールで自社ブランドを立ち上げる
スライドレールは欧米で開発され、日本でも生産されるようになった直動機構部品です。
自社ブランドの立ち上げとは、模倣から創造への挑戦です。それは日本発となる業界標準作りへの挑戦でもありました。
小さな町工場の大きな夢でしたが、それを実現し、30余年の歴史をスライドレールとともに歩んできたのが、株式会社スカイです。
歴史の中でスカイが育んだもの
スライドレール製品のラインナップが豊富
断面サイズが(10.6 x 5.0) mmの超小型スライドレールから、定格荷重(*1)が180kg(1,765N)を超える高荷重用のスライドレールまで幅広く取り揃えております。(スライドレール製品一覧)
また、材質もSPCC(鋼製)+電気亜鉛メッキ(三価光沢クロメート)と一部の製品においては、ステンレス製もございます。
主な用途としては、
*一般家庭
システムキッチン用引き出し全般、システムキッチン昇降棚のガイド、クッキングヒーターのグリルトレー、冷蔵庫トレー、洗面化粧台の引き出しなど。
*オフィス
コピー機内部ユニット(給紙トレー)、鋼製家具、引き戸、折れ戸など
*遊戯市場
パチンコ・パチスロの役物可動部、台枠、紙幣・硬貨ユニット
*コンビニエンスストア
冷凍/冷蔵ショーケース、ホットショーケース、コーヒーマシーン、
*その他産業用
ATM(紙幣・硬貨、明細書)ユニット、発券機ユニット、鉄道車輌扉、医療機器、電気・電子機器可動部など
がございます。また、製品によっては、お客様からのご要望(衝撃性・耐荷重性・消音性・耐食性・ガタの向上、スリム化、操作性の改良、取り付け方法の改善など)に応じて設計開発・改良を重ねた製品もございます。
スライドレールに関するご質問、ご要望等がございましたら、どうぞご相談ください。問い合わせのページ
(*1)耐荷重(定格荷重)の定義はメーカーによって異なる場合がございます。詳しくは、スライドレール製品一覧をご覧ください。
スライドレールの海外生産拠点もありリスクヘッジが可能
リーズナブルな価格での製品供給、安定供給のため、1998年にインドネシアのスラバヤに関係会社を設立しました。
インドネシア工場のリーダー・サブリーダーの殆どは、日本のスカイなどで2~3年程度の研修を受けております。この為、日本の品質、納期管理、生産技術などに対しての考え方は、日本と遜色ないレベルです。また、日本工場と同様に金型の設備が完備されており、スライドレールの生産に必要な金型や治具は全て内製致しております。さらには、インドネシア工場にはメッキラインや射出成型機なども完備しており完全内製化により、安定品質に努めております。
スカイでは2拠点でのスライドレール生産により、お互いの生産ノウハウを競い合いまた補完しあう様に切磋琢磨し、日々改善に勤しんでおります。
全てのモデルではないのですが、インドネシアと日本の2カ国で同一製品が生産できる体制も整えておりリスクヘッジも可能です。
独自の金型技術で精度の良いスライドレールを提供
スライドレールは、重い引き出しやユニットなどをガタなく、軽い力でスムーズに引き出すための直動機構部品です。良いスライドレールはこの全ての条件を満たす必要がありそのカギを握るのが成形金型です。スカイでは、スライドレールに使用するすべての金型を内製しております。
当社が長年に亘って培ってきた製造(加工)、生産、品質管理技術と独自に作り上げた金型を使用してスライドレールを製造致しております。 また、自社内に金型製造設備が整っているため、いざと言う時にも製造ラインを止めずに対応することも可能です。さらには、特殊製品用の治具製作や、特殊加工もほぼ自社内で対応できます。このため、材料さえあれば、試作(サンプル)から量産に至るまで、ワンストップで迅速な対応が可能です。
長年の経験により培ってきた技術、生産・品質管理体制は、電子機器、家電用、ATM、鉄道車両扉、コンビニ向ショーケース、鋼製家具、複写機、遊戯関連、医療機器などなど、様々な分野のお客様から高い評価をいただいております。
“より強く” “よりコンパクトに” “より精密に” “より安価に” “よりタイムリーに”
新しい挑戦を通じて、お客様とモノづくりの喜びを分かちあいたい
これからもお客様のオンリーワンを目指します。